YANAGIYAさんで売っていた南アフリカの赤ワインですね。
3回デキャンタージュをしてください、5日かけて飲むとグングン美味しくなるとの触れ込みが興味を惹かれました。
正直、それだけの文言だと空けて何もせずに飲んだら酸っぱすぎるか渋すぎるかのどちらかだと思うのでドキドキものです。
今回は5日間かけてその様子をレポートしていきます。
1日目
空けたての状態を飲んでみましょう。
非常に濃い香りがしますね。カシスを煮詰めたような果実の強さを感じます。
ただカカオやミントの上品な香りも感じるので高級感も味わえそうな期待感が出ています。
飲むと渋いですが飲めないレベルではないです。ていうかむちゃ美味しいです。
3回デキャンタージュしなきゃいけないくらい渋いのかと思いましたが全然飲めます。てか美味しい。
これが5日間にわたってドンドン美味しくなるとしたらスゴイ点数になりそうです。
この時点でも3.7あります。
1日後
さて、気になる時間経過による美味しさの変化を見ていきましょう。
あー、もうタンニンとかタバコとかカカオとかの香ばしい香りが充満していますね。
こういうのが少なくなってきたときが美味しいと言われる奴ですね。
確かに時間かかりそうです。
あー、ウッマ。この時点でさえ美味いですよ。
とにかく印象に残るのは味の濃さと旨味の凝縮さ。パワフルでモンペラの2倍くらいのパワーある感じです。
ジンファンデルとかの濃さとは違う、旨味の暴力を味わう意味ではこれが最高峰かもしれません。
3.9でどうでしょうか。マジでウマイ。
ふとU.S.A. For Africa - We Are the Worldを思い出してしまいました。
2日後
うーわ。ようやくワックス感が出てきた感じです。
赤いジャムを焦がしたような力強さを感じ、ミント感が鼻全体を覆うような香りがします。
チョコ、木樽のニュアンスも感じれるし、タンニンは強く酸もどしっかりしているのがいいですね。
1日前に感じたタバコやタンニン、カカオが上品に仕上がったような飲みごたえがあります。
いやー、スゴイなこれ。渋さは全然残っているのでよほどの赤ワイン好きじゃないと高得点にはならないと思います。
私的には4.0ですね。
3日後
昨日と比べるとワックス感が薄れていますが十分に感じ取れるレベルですね。
段々と果実感がメインになりそうな気配がありますね。ただ、まだまだ固いというか見え隠れしている印象です。
うーん。正直なことを言うと旨味がつまりに詰まった印象のある昨日くらいまでの方が好みなんですよね。
変わる段階で評価をするのではなく、変わり切った段階で評価をしたほうが公正ではないかと。
ただ、一応この日の評価はさせていただきます。3.7ですね。下がっちゃいましたね。でも翌日以降だと上がると思います。
4日後
よりキレイな味わいになり一番エレガントさを感じる味わいになりました。
これはもう完全な好みですが一昨日くらいのパワーとカベルネらしい味わいが好きかなと言う印象です。
酸味、タンニンともにしっかりとありますが、あの暴力的な旨味が忘れられません。
この時点では3.6ですね。
さて、長きにわたりレポートしましたがこれが2500円ほどで買えるのは間違いなくお得商品です。
ワイン初めての方だとタンニンの強さや独特な旨味の強さにビックリするかもしれません。
ただ、ある程度ワインをたしなんでいる私みたいな人間なら間違いなくおすすめできます。
正直何本か買って置いておきたいくらいです。
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価格:2,475円 |
