【4.6/5.0】ラ・セレーナ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2016

ブラックベリーやハチミツを思わせる香りが印象的です。明らかに開いていない状態ですがいいワインという直感がビンビンに来ます。熟成感があり何とも言えない魅力を感じますね。

 

タンニンが強く、飲んだ後に口の中全体が渋くなります。ただ、奥底に隠れている香りもまた魅力的であり、ブドウの甘みと乾燥した牧草やハチミツのようなニュアンスが感じ取れます。

 

これは間違いなく時間かけないとダメなやつですね。空けたての評価の場合は3.2でどうでしょうか?ポテンシャル込みだったら4.0くらい出してもいいかなとは思いますが。とりあえず時間置いてからまたレポします。

 

1.5時間後

さてさて、このくらいになったら結構変化出てくるかなと思います。

おおっと、香りがブワっと出てきました。基本的には空けたての印象の延長戦でしょうか。これはすごいですね。温度が上がったからと言うのもありますがここまで香るとは想定外です。私が思う以上のポテンシャルがあるのかもしれません。

 

飲むとタンニンはまだまだ強く後味がタンニンに支配されるものの、旨味はバシっときて美味しいです。もっと時間かけないとダメかなーというのが印象です。この時点では3.6でどうでしょうか。これ下手すると4.5いくかもしれません。ここまで開くのに時間かかるやつはかなりヤバイ奴だと思います。

 

1日後

かなり香りと味わいが柔らかくなりました。飲んだ後のタンニンが口いっぱいにまとわりつくのは変わらずですが、それでも美味しいです。

ただ、このタンニンのキツさはとても気になります。これが上手に溶けだして上品な香りに変貌するような気もするのでもう1日様子見ましょう。

この時点だと4.0です。間違いなく美味しいワインなんですがどうもなんか好きになれないというか、味わいの分厚さと香りのバランスがいいだけのような気もするんですよね。

 

2日後

ブラックベリーやミントというかハーブのような香り(なんだったら湿布っぽいニュアンス)が感じられます。

飲むと純粋な黒砂糖のような香りとほんのりした甘さも感じ取れます。タンニンは変わらず飲んだ後に渋さが来ますが柔らかくなっている印象。

土台がバチっとしているとても美味しいワインです。4.2。

 

3日後

あーいい感じにこなれてきてタンニンの強さがなくなってきました。まあそれでもタンニン強い方なんですがね。ブルーベリーやブラックベリーのような香り、澄んだ爽やかな空気を肺一杯に吸い込むような爽やかさがいいです。

飲むととにかく分厚い旨味がきて、それに負けない香りがバランスを保っています。酸とタンニンのバランスも良く、あれだけタンニンが強すぎると言ってたのが美味ーく溶けてエレガントさを感じる香りやアフターに繋がっています。

ぶっちゃけいうとこの系統のワイン、味的にはそこまで好きじゃないんだけど素晴らしいワインであることはわかります。これは4.6でいいと思います。

 

まとめ

とりあえず、このワインは抜栓してすぐに飲みきらないほうがいいです。私の場合は4日使って飲みましたが4日目が好みです。でも3日目くらいが好きな人もいると思うのでゆっくり時間をとって味わいましょう。