【3.7/5.0】COYAM LOS Robles Estate Valle de ColChagua 2017

あー、大分、寝ているというか香りが奥底にとどまっている感じがします。
開けたてだと大分苦戦しそうなワインですね。若干のオイリーさ、言っていいかわかりませんが
カブトムシの死骸みたいなニュアンスさえ感じます(前向きに言うならスイカの果実味とやや腐ったニュアンス)

飲んでみると濃いワインではあるものの、上品さをまとっています。
正直、空けたての印象は少年的なイメージもありましたが段々と妖艶な女性を思わせるイメージです。
ミント、コショウのスパイシーさとバニラが見え隠れするアロマが素敵です。
そこに微かに感じる土っぽさのミネラル感、乾いた大地であり、太陽を多く浴びて、矛盾しているが沼っぽさもある。
そして、柔らかでありながら芯の通った女性的な魅力が素晴らしいです。
複雑さと単純さの矛盾さがとても素晴らしいです。3.8です。

1日後
だいぶ角がとれてスイスイと飲めてしまうワインになりましたね。
ただ、気のせいか開けたての時に感じていた良かった点がなくなったような気がしてなりません。
上品さは増したのですが逆に物足りなさもあります。3.7で。
なんか、評価が低くなりましたけど、間違いなくワイン初心者はこれ飲むといいです。
ワインの美味しさを感じ取れやすいので。

2日後
このあたりになってくると紅茶やハチミツのようなニュアンスが出てきますね。
さながら上品な太陽を一杯浴びた少女が大人になったような健やかささえも感じます。
初日だと妖艶さというワードが出てきましたが、慣れたせいもあるのかそんなイメージはないですね。
基本的に1日目と印象は変わらないですかね。3.7です。
ジェームス・サックリング96点のワインなんですけどね。私の舌がアカンのでしょう。
あ、ただ確信的に言えるのはこれはワインが好きな人も飲んだことない人も美味しいってまず言われるワインです。