【4.0/5.0】デメターホーフ ツァーヘル アイン ヴィルデス グレースヒェン リースリング 2022

オーストリアのウィーンで生産されているリースリングですね。かなりマニアックな土地ですが東欧も美味しいワインは多いので期待大ですね。

 

香りはミネラル感満載の青りんごのリースリングらしいニュアンスが如実に出ています。気のせいかイチジクを思わせる香りもありますね。高級感のある香りがするので身構えてしまいますね。

 

飲むと微発泡していますね。おそらく自然派の作り方かと思われます。こういう自然派のワインは微発泡しているのが多い印象です。味わいは美味しいですね。素晴らしいです。香りの印象そのままに厚みのある土台は見事としか言いようがありません。

 

酸もきちんと乗っていますし、アフターの苦みもまたもう一杯を思わせるような作りです。このバランスの良さは素晴らしいです。4.0です。確かこれ4000円くらいのワインですがコスパ高いです。きめ細かい泡がこのワインについていたら「あれ?ひょっとしてシャンパーニュ?」って勘違いしそうで怖いです。3日目のシャンパーニュの表現でもいけるかもしれません。

 

ちなみにですが冷蔵庫から出しての4度よりは20分くらい置いた状態のやや温度を高くした状態(おそらく8度から10度)くらいがベストかと思われます。

【4.1/5.0】シャンボール ミュジニー ルー デュモン 2020

さて久々の高級ワインです。しかもブルゴーニュ!ルー・デュモン!シャンボール・ミュジニーとなります。いやー、これは楽しみですね。ブルゴーニュ飲むのも久しぶりなのでなかなかにドキドキしますがどんなレビューになることやら。

 

香りはややエロティックとも思える妖しさがあります。草や茎をギュっとしたようなニュアンスを感じます。やや黒系果実を思わせる果実感、もちろんベリーのニュアンスもあります。ドライに見えてどことなく甘い雰囲気はどこか手に届かないような美しい女性を連想します。

 

飲むとかなり酸が強いですね。香りの時点からも感じていましたが、開けたては飲まない方が無難かと思います。奥底には香りの印象をまとったニュアンスを感じることができます。ただ、この酸の強さがすべてをかき消してしまっている。そんな状態ですね。ちょっとこの時点では得点控えますね。流石に時間がたてば変わるはずなので。

 

2時間後

酸の強さはあるものの明らかな強さではなくなっています。その分だけ香りが感じ取りやすく美味しくいただけます。正直、評価としては値段相応にはなりません。しかし、香りのニュアンスでも伝えたように多種にわたる複雑な香りは素晴らしいの一言です。

 

近年ブルゴーニュは高騰を続けており、いわゆる値段と味わいのバランスが取れていない傾向が如実に表れています。それでもブルゴーニュラバーは飲み続けるし、それだけの魔力があるのかなと改めて感じ取りました。

 

あ、評価としては4.0です。

 

1日後

酸は柔らかくはなっていますが、それでもグイグイと主張するパワーは健在です。おそらくこのくらいの状態がベストなのかなという感想です。特に果実の甘さを感じ取りやすくなり、わかりやすく美味しい状態となっています。

 

ただ、開けてゆっくりと飲み、変化を楽しみながら飲むのがベストな選択かと思います。最初は最初で様々な香りや可能性を感じましたので。このくらいになると方向性が固まったイメージですね。4.1でどうでしょうか。

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【4.0/5.0】ドメーヌ・セロル レ・ミルラン 2020

コート・ロアネーズという南フランスのワインとしてはあまり名前を聞かない地域のワインとなります。2024年2月ソムリン定期便の目玉ワイン(と思われる)の紹介です。ソムリンについてはyotubeで検索してください。日々美味しいワインの情報をお伝えしている優良ワインチャンネルです。

 

さて今回のワインのレビューをしましょう。

 

香りは初めに獣臭を感じます。とはいえ軽い部類ですね。モノによってはワインと動物の皮を一緒に付け込んだんじゃないかくらいのニュアンスありますが、そこまでではありません。赤いベリーをジャムにしたような果実感と相まって何とも言えない香りです。樽を使っているのかバニラのニュアンスも如実に出ています。

 

飲んでみると非常に美味しいです。甘み、酸味、香りが一体となっており完成度が高いものであることは明白です。特にこの酸の出方は驚きました。香りからそこまで酸がないのかなと思いましたがまったくもって違います。ベースの厚さからして、そんじょそこらのワインとはちがいますね。5000円のワインって言われても「あー、そうっすよね」っていうレベルです。

 

4.0ですね。素晴らしいです。

 

ちなみに品種は「ガメイ・サン・ロマン」というコート・ロアネーズ独自の品種となります。私それ一切知らずに「グルナッシュとシラーを合わせたようなやつかな?」って言ったのは内緒です。ちなみに樽を使っているとコメントしていますがセメントタンクで発酵しているとのこと。恥ずかしいっす。

 

【2.5/5.0】トレッド ジェントリー オーガニック アイレン

最近になって低価格ワインもレビューしていますが、いや思いのほかレベルの高いのが多いですね。ついつい掘り出し物がないかと見ていたら紙パックの白ワインを見つけてしまいました。店内料金では1100円ですね。1リットルあるしということもあり購入させていただきました。はてさて味のほうはどうなんでしょうか?

 

香りは青リンゴやレモンの香りにマスカットの果実感も出ています。ミネラル感も感じますし、予想以上にクオリティが高いことに驚いています。

 

飲むとスッキリとした味わいながらも、わかりやすい果実感が出ています。香りの印象にプラスして酸も程よくあり、単品で飲んでもよし、料理と一緒でもよしのつくりかと思います。

 

いや、思いのほかレベルが高いです。特に果実味の厚さですね。ネット価格だと安い店は1000円もしないで売られているので驚きです。紙パックだからこそコストを抑えられたということでしょうか?750mlで1500円でも私は文句言いません。てかそれでも大変納得のいく出来栄えです。2.5でどうでしょうか。

 

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【3.4/5.0】ジャン バティスト セナ オー シャン 2022

フランスのラングドックのワインとなります。品種はグルナッシュ主体ですね。楽天アフィリエイトで探しても出てこないワインです。ゆえにこの記事では広告が張れません(悲しい)

 

でもいいんです。美味しいワインの情報の共有もまた私の仕事だと思うから。他の記事を見て気になったワインは楽天アフィリエイトを踏んでください。強制ではないですが、踏んでやるよ、喜べよって人はお願いします。

 

さてレビューをしないといけませんね。

 

香りはチャーミングなベリー系の香りとソーダを思わせる揮発性を感じます。ライトなベリー系の果実味がきちんとききつつも、エレガントに表現されている香りは素晴らしいの一言。正直言うと、ピノ・ノワール80%、メルロー20%の割合のような印象です。

 

ちなみに記事冒頭ではグルナッシュ主体と書いてありますが、飲んでいるときは知っていませんでした。てか、ぶっちゃけ、こういうピノもある気がする。オレゴンとかのピノってブラインドで出されたら言うかもしれません。それくらい勘違いします。

 

飲んでも香りの印象そのままですね。酸がややありますが、タンニンは程よい。あー、この味わいだとピノの線はなくなりますね。特にタンニンの部分ですね。ここまで出ることはそうそうないかと。ちょっと重めなのでピノでは出せないニュアンスかなと思います。

 

味わいとしては素晴らしく美味しいワインです。3.4ですね。

【2.1/5.0】カーサ スベルカソー カルメネール 2022

昨日は同じシリーズのメルローを紹介しました。今回はカルメネールをレビューします。コスパが良いシリーズなので楽しみですね。

 

香りはブラックベリーやスパイス香を感じますね。樽香はほんのちょっと感じる程度ですかね。メルローのがあからさまに樽香あったのでそれと比べると雲泥の差です。

 

飲むと香りの印象そのままですね。酸はきちんとあり、タンニンは柔らかめ、口当たりも滑らかですし、よくできているワインです。特徴がわかりづらいというか、突出しているものはありません。しかし、バランスよく表現されているのは素晴らしいのかなと思いました。

 

2.1ですね。700円以下でこれは素晴らしいと思います。

【1.8/5.0】カーサ スベルカソー メルロー 2022

ローソン独自のワイン、カーサシリーズです。思いのほか良い出来と感じたソーヴィニヨンブランとは別の品種を購入しました。メルローとカルメネールです。今回はメルローを紹介します。カルメネールは早ければ明日レビューします。

 

香りはブラックベリーや樽香を感じるスタイルですね。チリのメルローなどはボルドースタイルを感じやすい傾向がありますが、こちらのワインに関してはあまりボルドーっぽさは感じないかなと思います。

 

飲むと実直な味わいですね。香りの印象もそのままに味わいが出ています。コーヒー豆のようなニュアンスが如実に出ているのがまさに樽香らしいですね。

 

正直、カーサのソーヴィニヨンブランよりは感動がないというか、まあコンビニワインですよねって印象です。1.8ですね。650円くらいで購入したので、そう考えるとコスパワインではあります。カーサのソーヴィニヨンブランが思った以上に凄かっただけだとは思います。

 

ちなみにですが、このワインを買う横にアルパカがあったのですが、アルパカの値段が680円くらいでビックリしました。ワインもいろいろと値上げしているんですね。